高校時代から思いを寄せていた女性へのプロポーズがめでたく成功し結婚。これは何も珍しい話ではない。だがそこに、一般の人々はまず経験することのないストーリーが隠されているとしたら…!? インドのメディア『Being You』が17歳の時に出会い、10年後の27歳に結婚した一組の夫婦のストーリーを伝えた。

インド・カルナータカ州のバンガロールに暮らすジャイアプラカシュさんとスニータさんの夫妻。可愛い子供たちに恵まれた2人は本当に幸せそうだ。ジャイアプラカシュさんは17歳の時、通っていた高校でスニータさんと出会った。転校生として目の前に現れた彼女は思わず見惚れてしまうほど美しい女子生徒だったそうだ。2人は仲良くなったが、引っ越しを経てなかなか会うことが出来なくなってしまった。そしてジャイアプラカシュさんは、人生の最も意外なシチュエーションでスニータさんに愛を告白。その時のことを彼はこう説明している。

「2011年11月に共通の友人から電話が入り、スニータがタミル・ナードゥ州のコーヤンブットゥールで交通事故を起こしたことを知らされました。見舞いに行くとそこには変わり果てたスニータの姿がありました。髪の毛は生えておらず、鼻がもげて歯も口もない顔面はひどく傷ついてまるで老女のよう。驚きのあまり私は倒れ込んでしまいました。なんと憐れなスニータ…僕は彼女を深く愛していたのだとその時、強く実感したのです。」

その夜、病床のスニータさんにプロポーズしたというジャイアプラカシュさん。彼女は「ノー」と言わずただ微笑みを返してくれたそうだ。彼女がこれから乗り越えていかなければならない数々の試練と苦悩を思い、ジャイアプラカシュさんは必ず自分がそれを支え、彼女と一緒に闘うと決め、一緒に暮らす生活が始まった。そして2人は2014年に晴れて夫婦に。愛する人とともに目を覚まし、可愛い子供たちの賑やかで楽しそうな笑い声に包まれる毎日に2人とも「この人と結婚して良かった。自分は本当に幸せだ」と感じるそうだ。

4万超の人がシェアし、18万以上の「Like」が集まったこの記事。愛の力で苦悩のどん底からスニータさんを救ったジャイアプラカシュさんについて、「深く感銘を受けた」「美しいストーリーに心を奪われた」「このご主人は本物の紳士」「人の世も捨てたものではない」と称賛するコメントがずらりと並ぶ。しかし「きっと私も彼と同じことができる」とコメントする人はまずいない。優しく美しいハートがそのまま笑顔にも現れているジャイアプラカシュさん。このファミリーの末永い幸せを祈らずにはいられない。

画像2枚目は『BeingYou 2017年9月22日付Facebook「2004. I was 17 when I saw a new girl walk past my classroom.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)