宮崎あおい『午後の紅茶』新CMが「モヤモヤ」する アニメファンからブーイング!?
宮崎あおいが出演している『午後の紅茶』新CMが、思わぬところからブーイングを受けている。
本CMは「午後の紅茶 ひとやすみ17夏篇」というタイトルで、7月よりテレビ放送されているもの。ショートヘアーの宮崎あおいが「あわてないあわてない」「ひと休みひと休み」と呟きながら海外の街をブラブラ散歩する姿が印象的なCMとなっている。
ネットでは「宮崎あおい可愛い」、「午後ティーらしいCM」と好評ではあるが、一部からは「曲の使い方に違和感を覚える」との声も強く賛否両論の内容となっているという。
本CMに使われている曲は昭和時代のアニメ『一休さん』のカバー曲で、印象的なフレーズである「好き好き」を連呼する歌い始めの部分が使用されている。しかしながら『午後の紅茶』のCMで使用されたのは「好き好き」を連呼するパートと「愛してる」の部分までで、「一休さん」と締める歌詞がすっぱりとカットされているのだ。
まるでクイズ番組の「この次に歌われている歌詞はなんでしょう?」といった問題のような尻切れトンボ感に戸惑う視聴者からは、「なんで『一休さん』のフレーズまで曲を使わないの?」、「アニメソングのいいとこ取りに見えて不愉快!」、「モヤモヤした気持ちだけが残って気持ちが悪い」、「アニソンに対するリスペクトが足りない」との声が続出している。
実はアニメソングを使用したCMの炎上事件は今年4月にも発生している。不動産情報サービスのLIFULLが4月に公開した村上虹郎主演のCMでは『機動戦士ガンダム』のオープニング曲を使用していた。ところがオンエアされたCMでは「も、え、あ、が、れ〜もえあがれ〜もえあがれ〜」と歌うのだが、次に来る「ガンダム」の歌詞を不自然な形でカット。今回の一休さんと同じように「使うならきっちり『ガンダム』まで流して欲しい」、「もえあがれ〜の後に『ガンダム』がこない事がどれほどストレスになると思ってるんだ!」との声が続出し、炎上騒ぎに発展していたのである。
いったい何故、このようなCMが生まれてしまうのか。一連の「アニソンCM」についてCM関係者はこう語る。
「昭和のアニメソングは多数の人が知っている曲ばかりなので使いたい企業は非常に多いのです。ですがアニソンは元々がアニメ用に作られた曲なので、キャラのイメージが強すぎてCMのイメージが狂う。そこでCMディレクターは曲からアニメの要素を抜いてしまうのですが、そこはセンスが問われます。一概には言えませんがアニソンに興味のないディレクターほど原型がわからないほど改変する傾向があります」(広告会社プロデューサー)
なお「午後の紅茶 ひとやすみ17夏篇」の公式サイトでは「一休さん」のフレーズが入ったメイキング映像を公開していることから、何らかの事情で「一休さん」の固有名詞が使えなかったということではなさそう。テレビCMの15秒間にうまく収められなかったことで、アニメファンたちから不評を買ってしまうことになった。
「アニメソングを安易にCMに使うと、思わぬ形のバッシングやクレームが付くといういい例です。作品の世界観に対する最低限のリスペクトが必要ということなのでしょう」(同)
宮崎あおいの『午後の紅茶』新CMは、夏の間何度もテレビで流されそうなだけに、この「モヤモヤ」騒動は長引きそうだ。
(ミッチェル横山)
本CMは「午後の紅茶 ひとやすみ17夏篇」というタイトルで、7月よりテレビ放送されているもの。ショートヘアーの宮崎あおいが「あわてないあわてない」「ひと休みひと休み」と呟きながら海外の街をブラブラ散歩する姿が印象的なCMとなっている。
ネットでは「宮崎あおい可愛い」、「午後ティーらしいCM」と好評ではあるが、一部からは「曲の使い方に違和感を覚える」との声も強く賛否両論の内容となっているという。
まるでクイズ番組の「この次に歌われている歌詞はなんでしょう?」といった問題のような尻切れトンボ感に戸惑う視聴者からは、「なんで『一休さん』のフレーズまで曲を使わないの?」、「アニメソングのいいとこ取りに見えて不愉快!」、「モヤモヤした気持ちだけが残って気持ちが悪い」、「アニソンに対するリスペクトが足りない」との声が続出している。
実はアニメソングを使用したCMの炎上事件は今年4月にも発生している。不動産情報サービスのLIFULLが4月に公開した村上虹郎主演のCMでは『機動戦士ガンダム』のオープニング曲を使用していた。ところがオンエアされたCMでは「も、え、あ、が、れ〜もえあがれ〜もえあがれ〜」と歌うのだが、次に来る「ガンダム」の歌詞を不自然な形でカット。今回の一休さんと同じように「使うならきっちり『ガンダム』まで流して欲しい」、「もえあがれ〜の後に『ガンダム』がこない事がどれほどストレスになると思ってるんだ!」との声が続出し、炎上騒ぎに発展していたのである。
いったい何故、このようなCMが生まれてしまうのか。一連の「アニソンCM」についてCM関係者はこう語る。
「昭和のアニメソングは多数の人が知っている曲ばかりなので使いたい企業は非常に多いのです。ですがアニソンは元々がアニメ用に作られた曲なので、キャラのイメージが強すぎてCMのイメージが狂う。そこでCMディレクターは曲からアニメの要素を抜いてしまうのですが、そこはセンスが問われます。一概には言えませんがアニソンに興味のないディレクターほど原型がわからないほど改変する傾向があります」(広告会社プロデューサー)
なお「午後の紅茶 ひとやすみ17夏篇」の公式サイトでは「一休さん」のフレーズが入ったメイキング映像を公開していることから、何らかの事情で「一休さん」の固有名詞が使えなかったということではなさそう。テレビCMの15秒間にうまく収められなかったことで、アニメファンたちから不評を買ってしまうことになった。
「アニメソングを安易にCMに使うと、思わぬ形のバッシングやクレームが付くといういい例です。作品の世界観に対する最低限のリスペクトが必要ということなのでしょう」(同)
宮崎あおいの『午後の紅茶』新CMは、夏の間何度もテレビで流されそうなだけに、この「モヤモヤ」騒動は長引きそうだ。
(ミッチェル横山)