「桜田淳子」復活の裏に統一教会の内紛が!
「皆さんは、桜田淳子がどれぐらい年を取ったのかと思って来たことと思いますけど(笑)……」
7日、銀座博品館劇場で、桜田淳子(58)は3年4カ月ぶりにステージに立った。冒頭のような軽妙なトークも健在で、ミュージカルの劇中歌など5曲を熱唱した。約400人の観客は割れんばかりの拍手で桜田の「復活」を祝福した。
1992年、霊感商法などで問題になっていた統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への入信を明かし、芸能界の表舞台から去った桜田。長らく芸能活動を休止していたが、デビュー40周年の2013年11月に記念コンサートを開催。それ以来の表舞台への登場だ。
がしかし、桜田の笑顔の裏で、彼女が信仰する統一教会は分裂騒動に揺れている。
発端は2012年、開祖の文鮮明氏が死去したことだ。文氏の未亡人である韓鶴子氏が教団を引き継いだが、「鶴子氏の教えは文氏と違う」として息子らが反旗を翻したのだ。教団関係者は語る。
「協会は3派に分裂しています。一時は後継者と目された三男は文氏の生前から母と対立、在米です。これとは別に四男と七男も教団を脱退し、『日本サンクチュアリ協会』を設立しました」
『日本サンクチュアリ協会』は、統一教会本部前で抗議行動を続け、逮捕者が出るなど、対立は泥沼化している。
「桜田さんは脱退せず、主流派のままです」(同前)というが、教団に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は彼女が分裂抗争に利用されているのではないかと危惧している。
「分裂によって信者数が減っている。主流派が求心力を保つためには、桜田さんが信者だとアピールすることは効果があるでしょう。そのために彼女が担ぎ出された可能性がある」
はたして彼女が表舞台に出てきた目的はなんなのか。ステージを終えて帰宅した彼女を直撃した。
――教団の分裂騒動をどうみているか。
「……ノーコメントです」
――芸能界に本格復帰するのですか。
「わかりません、ノーコメント!」
微妙なコメントの桜田。「わたしの青い鳥」はファンのためだけに歌われるものであってほしいが……。
(週刊FLASH 2017年4月25日号)