3 犬飼智也 6.5
躊躇なく割り切ったプレーは好印象。スピードのあるホニとのマッチアップでも決して引けを取らなかった。
 
45 角田 誠 6.5(49分 OUT)
最終ラインの防波堤として機能。球際で力強いディフェンスを披露するとともに、味方に指示を与えながら統率する姿は実に頼もしかったが、後半早々に無念の負傷交代。
 
25 松原 后 6.5
前半から高い位置へ侵入し、サイドをえぐりクロスを供給。攻めに厚みを生み、終了間際には嬉しいJ1初ゴールで勝負を決定づけた。
 
MF
7 六平光成 6.5
中盤に止まらず、鎌田が攻め上がった右サイドのスペースを的確にカバーするなど、気の利いた働きぶりが目を引く。鄭の先制点の起点となる鋭い縦パスも◎。
 
14 野津田岳人 6(89分 OUT)
主戦場だったサイドハーフではなく、ボランチとして初先発。ミスもあったが、サイドや中央へパスを捌きつつ、積極的にシュートを放つなど“らしさ”も垣間見せた。
 
22 枝村匠馬 6.5
敵のマークを外してパスを呼び込み、右クロスから先制点をお膳立て。守備では、サイドの攻防で粘り強くボールを奪い切る場面が光った。
 
10 白崎凌兵 5
スペースが限られ、持ち前の攻撃センスを発揮できず。高い技術で敵をかわすプレーは良いが、ゴールに向かうプレーも欲しい。
FW
30 金子翔太 6
フリーでシュートを放った71分の場面など、チャンスがなかったわけではない。それだけに、物足りなさも残るが、守備面での貢献度を考えれば平均点は与えられる。
 
9 鄭 大世 7
枝村のクロスを頭で叩き込み、貴重な先制点を奪取。我慢比べの展開のなか、勝負強さを発揮するあたりはさすがだった。

交代出場
DF
26 二見宏志 6(49分 IN)
ラインを統率しつつ、鋭いインターセプトでピンチの芽を摘み取るなど、負傷交代した角田の代役として機能した。
 
FW
23 北川航也 5.5(73分 IN)
唯一の見せ場だった80分のシュートは、惜しくもゴール右へ。今後も出場時間は限られそうだが、チャンスを生かして結果を残したい。
 
MF
44 フレイレ ―(89分 IN)
終盤の守備固めとして投入され、無失点勝利に貢献。野津田がまずまずの出来だっただけに、この先も控えが続くか。

監督
小林伸二 6.5
手堅い内容ながら勝利に導いた采配は評価に値する。野津田のボランチ起用も、決して“ハズレ”ではなかっただろう。
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。