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 世間を驚かせた堀北真希(28)の芸能界引退。堀北真希は引退声明で、夫で俳優の山本耕史(40)との間に昨年12月に第一子を出産したことを引き合いに、「私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思います」と家庭人としての人生を選んだことを明らかにした。しかし、『週刊女性』(主婦と生活社)は堀北の電撃引退の背景には、事務所との確執があったことを伝えている。

「堀北は、結婚直後から引退の意向を伝え、事務所側は強く慰留。度重なる交渉は次第に険悪化し、堀北は代理人を立てる次第に。最後の出演作となったドラマ『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』(昨年1〜3月 日本テレビ系)では、現場でマネジャーと口をきくこともなかったと報道しました」(週刊誌記者)

 一方で、堀北の事務所も業界では名うての体育会系。スカウト担当スタッフが、狙ったエリアにアパートを借りて1年間生活する。そして、地元で有名な美女を探し回る「スカウトパワー」というシステムで、堀北や桐谷美玲(27)、黒木メイサ(28)らを発掘した実績がある。

■黒木メイサとの対応の差

 芸能記者が明かす。

「事務所側は稼ぎ頭の堀北を手放したくなく、長期休養を認める代わりに残留を求めたが堀北は首を縦に振らなかった。交渉の不調を反映し、堀北の出産直後の桐谷美鈴の会見では、堀北関連の質問はNGとなりました。妊娠中の黒木メイサについての質問は認められたのに……。この辺りから両者の確執が明らかになっていました」

 芸能界復帰を頑として譲らなかった堀北。このまま、その姿を見ることはできなくなってしまうのか。スポーツ紙記者は次のように語る。

「堀北の姑にあたる山本の母親は、山本の個人事務所の社長です。子役時代から山本をプロデュースし、業界にも顔が効きます。子育てが落ち着いて、堀北に女優復帰への気持ちが芽生えれば、いつでも姑が辣腕を振るえます」

 山本の堀北への求婚もまさに力業だった。山本母子の剛腕にかかれば、堀北の復帰もかなわないわけではなさそうだ。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。