ハリルが敵地でのタイ戦へ会見「簡単な試合は一つもない」

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 6日のW杯アジア最終予選第2戦でタイ代表と対戦する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が5日、タイ・バンコク市内のホテルで公式会見を行った。

 1日のUAE戦では1-2の逆転負けを喫し、まさかの黒星スタートとなった。「我々を痛めつけた」という敗戦から中4日で迎えるアウェーでの第2戦。「1試合目が終わって、かなり悲しんだが、そこから元気を取り戻さないといけなかった」と、まずはメンタル面の切り替えに着手したという。

「選手を批判するのではなく、選手を励ますことに努めてきた。ホテルの横にある日本食レストランに夕食を食べにも出かけた」と明かした指揮官。第2戦はアウェーでのタイ戦だ。

 6万5000人収容のラジャマンガラスタジアムは多くの地元サポーターで膨れ上がると予想されている。「スタジアムの雰囲気についてはよく分かっている。数試合、映像も見た。フットボールに対する観客の熱意をすごく感じる。ホームで良い試合ができるのがタイ代表だと思っている」と警戒する。

 タイは1日にアウェーでサウジアラビアと対戦し、PKによる1失点で0-1の惜敗。ハリルホジッチ監督は「タイもサウジアラビア戦ではとても良い試合をした。敗北とは異なる結果をもらう資格があった。彼らも少し不正義な状態に陥ったと思う」と、不運な判定があったと分析し、「最終予選に簡単な試合は一つもない。どこに行っても強い気持ちで勝ちにいかないといけない」と強い決意を示した。

(取材・文 西山紘平)


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