大谷翔平が常識を破る!? 両リーグ初の“例外規定”で首位打者の可能性も
残り35試合に打者出場すると410打席、今季規定打席443に届かずも…
日本ハムの大谷翔平投手は17日のオリックス戦(札幌ドーム)で、決勝18号2ランを含む3打数2安打をマーク。セパ両リーグを通じて1軍では史上初の“例外規定”を使っての首位打者を獲得する可能性が出てきている。
大谷は今季打者として61試合出場。261打席、214打数で74安打を放ち、打率.346と好成績。仮にシーズン残り35試合に全て打者として出場し、現在と同じペースで打席に立つとすれば、シーズン410打席、336打数、116安打の成績が見込まれる。
実は、野球規則には首位打者の規定打席に関する例外規定がある。規定打席に満たない打者の場合、不足分の打席を凡打として加算し、算出された打率が規定打席到達者の打率1位を上回れば、規定打席未到達でも首位打者と認定される。
首位打者に限り、規定打席に満たない場合の救済措置があった…
今季の規定打席は443。大谷が残り35試合に打者として出場し、打席ペースを守っても規定打席に33打席が足らないが、不足する33打席分を336打数に足して打率を計算すると、打率.314。現在のパ・リーグ打率ランキングでは2位に相当する。
リーグトップ打率.333厘のロッテ・角中とは.019差がある。それでも、今後角中が失速すれば、決して逆転不可能な数字ではない。
大リーグや日本の2軍では、この例外規定適用での首位打者は誕生しているが、1軍のセ・パ両リーグでは未だに例がない。だが、これまでも球界の常識を打ち破ってきた大谷だ。例外規定での首位打者獲得へ夢は膨らむ。