20日深夜放送、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では「黒田博樹マニア王決定戦」と題し、広島カープ・黒田博樹を愛してやまないファンや芸人らが知られざる黒田のエピソードを紹介している。

「男気な一面」がテーマとして挙げられると、出演者の一人、Big-Pig神田カープ本店・竹内宏和氏は、ピッチャーライナーの際に黒田が右手を出し素手で捕ろうとしてしまう"癖"について語った。

「普通よけますよね」という竹内氏は、「コーチの方や監督に“怪我したらどうするんだ、頼むからやめてくれ”と何回も言われているんですけど、その都度言う言葉がありまして“俺が右手を出さないときは現役を引退する時だ”と」という黒田の信念を紹介。「イチローがメールを送ってくるらしく、“右手出す癖を止めたら?”って送ってくるんですけど、“すいません”と言うんですが(黒田は)やっぱり変えない」といったエピソードも付け加えた。

また、続いて登場したお笑い芸人・ゴッホ向井ブルーも、黒田の“ピッチャーライナー”について。「2009年8月15日のダイヤモンドバックス戦、黒田さんが投げていたんですけど、代打で出てきた(ラスティ)ライアル選手のピッチャーライナーを頭部に受けちゃった」と切り出したゴッホ向井は、「黒田さんを怪我させてまで僕はメジャーで野球をやりたくない」と謝罪したライアルに黒田が返答した言葉を紹介。この時黒田は「僕が将来引退したときにライアルっていう素晴らしい選手にピッチャーライナーを頭に受けたと、いつか自慢できるくらい素晴らしい選手になってくれるよう頑張って」と言って、自分が負傷したにも関わらず、相手選手を気遣ったという。

さらにフリーライターの森田和樹氏も黒田の“ピッチャーライナー話”を紹介したが、「最近ですと後ろに菊池(涼介)選手っていうすごい守備の人がいる。右手を出して捕れなかった球をなぜか菊池さんが捕っちゃうんで、(黒田が)“右手出さなくていいんじゃない?”って(思うようになっている)」とオチをつけ、岡田圭右から「何しにきたんやお前は」と突っ込まれてしまった。