『ラヴソング』公式HPより

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DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」

 5月16日に放送されたドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)の第6話が、平均視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。フジ月9史上最低記録を更新し、大きな話題となっている『ラヴソング』をDJあおいが分析する──。

■なぜ「ラヴソングを観ないのか」を聞いてみた

 福山雅治さん(47)主演! しかもテレビドラマの金字塔フジテレビの月9! それだけで視聴率20%くらい叩き出しても不思議ではないのに蓋を開けてみれば大惨敗。初回こそ10.6%となんとか二桁を死守したものの第二話で9.1%と一桁に落ち込み、第三話で9.4%と踏ん張りを見せるも第四話8.5%、第五話8.4%、そして第六話で月9史上最も低い視聴率となる6.8%を叩き出してしまった、ホワイ?

 試しに第六話を視聴させていただいたのですけども個人的には普通に面白かった。気になったのは天野空一を演じる菅田将暉さん(23)と渡辺涼子を演じる山口紗弥加さん(36)のベッドシーンだけ。「このシーン、必要……?」という疑問とラブホテルの照明がピンクといういかにも昭和テイストな演出が気になった。恐らく数字稼ぎのためのシーンなのでしょうけども、ドラマ好きのコアな視聴者はそこらへんの制作側の意図が透けて見えてしまうと白けてしまうのかなという印象を受けた。

 でも、気になる点はそれだけで総合的には十分楽しめる作品に仕上がっていた、と思う。

 とはいっても筆者は、『下町ロケット』(TBS系)も『半沢直樹』(TBS系)もまともに観たことがないテレビドラマスーパービギナー視聴者。テレビドラマ好きな友人知人を集めて「なぜラヴソングを観ないのか」を聞いてきた。

 まず気になったのが、主演の福山雅治さんの結婚。いわゆる「福山ロス」の影響はあるのかと伺ったところ、皆一様にそれはないとのこと。ドラマはドラマ、福山雅治は福山雅治とちゃんと分けて視聴するとのこと。そこらへんのアイドルオタクとは違うんだぞと怒られてしまった。

 次にネットでたまに見かけるフジテレビに対するネガキャン。この影響はあるのかと伺ったところ一人が「イエス」とのこと。僅かではあるが少なからずネガキャンの影響はあるようだ。

 その他の理由としては「イケメンがイケメンを演じてもつまらない」「いかに福山雅治とはいえ四十代の男が二十歳の女と恋愛関係になるのはイタイ」「恋愛ものという時点で選択肢から外した」「昔観たドラマ『傷だらけのラブソング』に設定が似ていて興ざめした」「その時間は録画したテレビを視聴している」「おばさんは福山雅治は好きだけど若い女の子は嫌いなのよ!」等々、辛辣なご意見が聞けた。

 最後に「では福山雅治さんが主演としてどんなドラマなら観る?」と聞いてみた。答えは「福山さんが先生役の学園もの」「福山さんが刑事役の刑事もの」「福山さんが異常者役のサイコパスもの」「福山さんが父親役のファミリーもの」「ドラマはいいから福山さんメインのトーク番組が観たい」「ドラマはいいから福山さんの街ブラものが観たい」等々、ものすごく勝手な意見が聞けた(ありがとうございました)。

 少なくとも恋愛ものは少し食傷気味な時代なのかもしれませんね。

著者プロフィール


DJあおい

謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。

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