大きな仕事をこなす敏腕ビジネスマンは、クライアントの心をしっかりと掴む接待を行うことが成功への近道になる。和食の王道、極上寿司や、松阪牛・松阪豚など三重県松阪市が生んだ上質な素材を使った会席など、日本人はもちろん、外国人のゲストをも感嘆させる絶品料理を提供する店を厳選。これであなたの株も急上昇だ。



カウンター席から望む内装は、まるで一幅の絵のように美しく、料理と共にゲストとの会話も弾む
贅を尽くした空間と料理に心躍る『高級中国料理 赤坂 魁 KAI』

赤坂


接待の際の店選びはセンスが問われるもの。料理も内装もワンランク上の店で、自らのセンスをアピールしたい。そんな時におすすめなのが、2015年6月に誕生した『赤坂 魁』だ。

入口で靴を脱いで奥へ進めば、そこは別世界。京都祇園にある料亭を模した内装で、照明を抑えた室内に円窓が満月のように浮かび上がり、神秘的で気品溢れる空間を生み出している。客席は7席のカウンターのみ。掘りごたつ式なので、ゆっくり腰を据えて会話を楽しめるのが嬉しい。



コラーゲンたっぷりの「タラバガニ入りフカヒレの姿煮」。料理は味のみならず、美容と健康にも気を配っている。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例

夜のコースは中国料理のコース3種類と、スッポン鍋と中国料理を組み合わせたコースを2種類用意。中華料理の世界で25年に渡って活躍してきた料理長の小野純生氏が、その集大成として作り上げたのは、和・仏・中を融合させた究極のヌーベルキュイジーヌ。

吉浜産の干しアワビや気仙沼産のフカヒレ、燕の巣、和牛、トリュフ、キャビア、フォアグラなどの世界中の珍味や高級食材を贅沢に使った料理が味わえる。お酒はワインが中心で、80〜90種類を常備している。

贅を極めた素材への探求心と素材を活かした大胆な発想で、個性が光る繊細な創作性ある料理を提供。接待以外でも、結婚記念日や誕生日などいかなるシーンでも利用したい。今後、期待高まる名店である。



「スッポンの茶碗蒸し」(手前)と「フカヒレの煮こごり刺身風」(奥)。料理長の独創的なアイデアが光る。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例



「吉浜産干しアワビのオイスターソース煮込み」。ふっくらで柔らかなアワビの旨みを引き出した一品。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例



暖簾の奥には都会の喧騒を忘れる静かな空間が広がる。英語が堪能なスタッフもいるので外国人のおもてなしにも。




全7品の「松阪牛 会席【匠】」9,720円より一例。松阪牛を使ったメインの料理は「たれしゃぶ」「すき鍋」「グリル」の3種から選択できる
松阪素材に彩られた会席で格別なおもてなし『おもき 銀座店』

銀座


様々な店が立ち並ぶ銀座コリドー街。その繁華街のビル7階に新たな“美食”の名店が誕生した。

まず店に入った瞬間から風景は一変する。目の前に日本庭園を思わせる空間が広がり、都会の真ん中にいることを忘れさせてくれるのだ。席は全て個室を用意。この店で過ごす時間が特別なものになることを、確信させてくれる。

ここ『おもき』で味わえるのは、美食の聖地、三重県松阪市の素材。日本三大和牛のひとつ「松阪牛」や、銘柄豚品評会で日本一に輝いた「松阪豚」、そして完全無農薬栽培の「松阪野菜」。これらをふんだんに使った和食の全てが『おもき』の看板料理といえるだろう。



「松阪豚のグリル トリュフ掛け」1,680円。松阪豚の濃厚な旨味がトリュフの香りに包まれる贅沢な一品

特に松阪豚の脂身の甘さ、赤身の旨さ、柔らかな肉質は口にした誰もが感嘆するほど。「トリュフ香る松阪豚のすき鍋」1人前2,895円や「松阪豚のたれしゃぶ」1人前2,679円など、ここでしか食べられない逸品が人を惹きつけてやまない。

コース料理は「松阪豚 会席」が4,320円と5,940円の2種、「松阪牛 会席」が9,720円と13,500円の2種の計4種から選べる。

場所、雰囲気、そして極上の松阪料理の数々。どれをとっても絶対に外すことのない店。大切なビジネスパートナーをもてなすことがあるのなら、覚えておいて決して損はないだろう。



完全個室の掘り炬燵席。2〜20名まで対応し、少人数の接待や会食にも最適。気兼ねなく会話ができる。



左.日本酒は新潟の蔵元から仕入れる新潟地酒。松阪牛や松阪豚との相性もよく、銀座の夜を演出してくれる。右.白木を基調とした店内。和の世界観と照明が映し出す模様が、落ち着きのある和空間を創り上げている。


やっぱり接待には“和”のおもてなし!



4,800円のコースより一例。「ホウボウのポワレと海老のコンソメ」(手前)、「フランス産鴨のロースト」(中央右)、「鰆のたたき」(同左)など
人形町で“和”を散りばめた創作フレンチを『人形町 伊勢利』

人形町


風情ある街並みが残る人形町。その一角に佇む、築80年以上の古民家に新たな息吹が吹き込まれた。かつてこの場所にあった老舗足袋店の名前をそのままに受け継ぎ、フレンチ料理店として生まれ変わったのである。

店のコンセプトは、「フレンチシェフ」と「唎酒師」とのコラボレーション。本場フランスで修業をした経験を持つシェフと、唎酒師の資格を持つ店主が「お互いの個性を活かして、何かコラボレーションできないか」と話し合い、『伊勢利』をオープンさせたという。



4,800円コースより〆の一品。山形産ひとめぼれを使い、南部鉄器釜でふっくらと炊き上げる「筍ご飯」

料理はシェフが土佐清水や北海道などから届く旬の魚介、契約農家から届く野菜を使って組み立てる4,800円のコースがメイン。濃厚な味わいのフランス産の鴨を使用し、山根で味を引き締めた「鴨肉のロースト」にもファンが多い。

また、和食器に盛り付けられ、箸でいただくスタイルも嬉しいところだ。料理に合わせる日本酒は「好みを選べるように」とバランスを考えて常時12種を揃えている。

1階はシェフを囲んで談笑を楽しむカジュアルビストロ。2階は3つのテーブルが並ぶ、プライベートレストラン。大事な接待や記念日、お祝いごとにもうってつけ。大切な人と共に訪れれば、「建物のこと」、「料理のこと」、「お酒のこと」そこに居るだけで会話が尽きないだろう。



日本酒は空く毎に別の物と入れ替わり、一期一会を楽しめる。写真は「醸し人九平次」1合1,300円など



左.接待にも最適な2階テーブル席。天井の梁に歴史と風情を感じ、心穏やかに時間が流れてゆくだろう。右.店は人形町の老舗足袋店を改装したもの。趣のある佇まいを残して、フランス料理店へと生まれ変わった。




和モダンの落ち着いた店内。着付け師やテーブルコーディネーターなどの資格も持つ才色兼備の女将が温かく迎えてくれる
女将のもてなしが心地よい 大人の和食処『銀座こころん』

銀座


2015年6月オープン。利き酒師の資格を持つ女将が厳選した35種以上の日本酒のラインナップが自慢で、料理や客の好みに合わせて提案してくれる。

料理は毛ガニをはじめ、女将の出身地・函館から直送される海の幸などをふんだんに使用。コースは6,000円、8,000円、10,000円から選べる。女将は元ツアーコンダクターという接客のプロ。英語も堪能で外国人をもてなすのにも最適である。



名物の「毛ガニ黄餡焼き」2,800円(要予約)など。日本酒はグラス600円〜。


のどぐろ、しゃぶしゃぶ・・・絶品料理で取引相手を唸らせるべし!



夜のコースは8,000円(税別・以下同)〜。写真は春をイメージした八寸。季節などによりメニューは異なる。写真は一例
未知なる銀世界で季節の京会席を愉しむ『瓢喜 香水亭 京橋店』

京橋


2015年8月オープン。『日本料理・しゃぶしゃぶ 京都瓢喜』(銀座本店ほか)の姉妹店で、新たなスタイルの京会席を提案する。著名な空間デザイナーが手がけた店内は、銀箔と銀屑があしらわれた斬新かつスタイリッシュな装い。

各部屋に仲居が付く完全個室で、四季の会席料理が楽しめる。最高級の近江牛と白金豚を、京野菜を敷いたせいろ鍋で一緒に蒸して味わう名物の「蒸しゃぶ」もぜひ。



10室の個室から成り、少人数から最大20名まで対応。




ゆったりとしたカウンターで過ごす極上のひと時。日本酒は新潟産の地酒を約40種揃える
趣のあるカウンターで酔う 上越の恵みと地酒『上越やすだ 新橋銀座口店』

新橋


創業120余年を誇る上越の老舗料亭が、2015年12月に東京2号店をオープン。新潟の郷土料理と地酒、日本海の幸を存分に堪能できると早くも評判を呼んでいる。

絶対に外せないのは名物「のど黒」。塩焼き・煮付け・土鍋飯、どれを味わってもその濃厚な旨味の虜になるだろう。まずは「のど黒コース」全7品8,640円がおすすめ。大事な接待や記念日のおもてなしにぜひ利用したい。



「のど黒塩焼」4,200円(手前)と「お造り5種盛」2,120円(奥)