寒い日はiPhoneもモバイルバッテリーも性能が落ちる? 知っておくべき、電池持ち対策

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冬になって、スマホのバッテリーの減りが早くなったと感じている人も多いのでは?
満充電で外出したはずなのに残量が30%しかない! 
気がつくと電源が切れていた! 
といった書き込みも見かけることがある。実はこれ、気のせいや思い違いなどではなく、寒くなると本当にバッテリーの性能が低下してしまうのだ。

●肌身離さず持ち歩くのが正しい使い方?
自動車に乗る人なら、冬にはバッテリーが上がりやすいということを経験上から知っている人も多いだろう。また、ウィンタースポーツを楽しむ人なら、雪山でデジカメのバッテリーが急に減ったという経験もあると思う。

実際に、寒冷地では、温暖な地域に比べてバッテリーの性能が落ちてしまう。
同じことが、スマートフォンにも起こっているのだ。

バッテリーは極端な暑さだけでなく、極端な寒さにも弱い。
バッテリーの中では、化学反応が起きて充電や放電が行われている。
常温付近であれば温度が高いほど反応が進みやすくなるが、温度が低下するに従って反応が鈍ってくる。これが寒冷地で、バッテリーが早く減る要因だ。
iPhoneの場合、使用する場所の気温は0℃〜35℃が適温とされている。

けれども、これまで携帯電話やスマートフォンを使っていて、寒さの影響を感じることはなかったという人もいる。

こうした人は、大抵、ポケットに入れるなどして人の体温が伝わる場所にしまっているケースが多い。こうした人の身体に近い場所におさめて移動している人は、寒さによる影響をうけにくいとも言える。

ところが、最近では、スマートフォンは大型化が進んだことで、ポケットに入らなくなった。
多くの人が、ポケットではなく、カバンの中に入れて持ち運ぶケースが増えた。
こうしたことも寒さによる影響を受けやすくなった理由の1つと考えられる。

そこで、もっとも簡単な対策は人の身体や肌に近いところに納めて移動するという方法だ。冬の外出時にはコートなどポケットが大きい上着を着ることも多くなる。
そんなときには、できるだけポケットに入れて持ち歩こう。
また、スーツであれば、内ポケットに入れておくとよりよい。
さらに、ポケットがない服の場合には、ネックストラップにつけて、首にぶら下げてコートの内側に入れておくといった対策も効果が大きい

うっかりカバンなどに入れたままで、もし、バッテリー性能が低下したと思ったら…。
ポケットの中に移すなどして暖めてやれば、ほとんどの場合は回復する。

ただし、それ以外の方法で急激にスマホを暖めることはNGだ。
ヒーターの前に置いたり、カイロを直接当てたり、ドライアーで暖めるたり、そんな方法は絶対にやめておこう。
スマートフォンの本体内部に水滴が発生してしまい、故障してしまうこともある。

あと、いざというときの頼みの綱であるモバイルバッテリーでも、実は、寒さに弱いという点では同じだったりする。
かといって、モバイルバッテリーまで身につけて持ち歩きたくないだろう。

そんな人のオススメなのが、カイロ機能付きバッテリーだ。


「e-kairo」(エレス株式会社 )は薄型でオシャレなデザイン。容量は1050mA。ソックスケースも付属する。


これなら、身体もモバイルバッテリーも暖まるし、スマートフォンの充電にも安心して使える。