ソニー、家電リモコンやスピーカーフォンになる多機能照明を発表。スマホで外出先から操作

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ソニーが家電リモコンやスピーカーになる多機能照明「マルチファンクションライト」を発表しました。

LEDシーリングライトにスピーカーやマイク、IR発光部、WiFi接続、人感センサや温度湿度センサを搭載して、スマートフォンアプリからエアコンやテレビの操作、音楽再生、スピーカーフォンとしての会話などができる製品です。

見通しがあって電源も供給できる天井照明に無線スピーカーを組み合わせた商品は以前から見かけますが、ソニーの「マルチファンクションライト」はスピーカーのほかにマイク、IRリモコン、人感センサや温度湿度センサなどを組み合わせた多機能が特徴。

WiFi経由でネットワークにつながり、家でも出先でもリモコンアプリから操作できるため、音楽用のスピーカーとして使うほかにも、出先からテレビやエアコンを操作したり、照明を点けたり消したり、部屋に居る人と会話までができます。

また人感センサと連動して人を感知すると照明・テレビをオンにしたり、録音済みの伝言の再生が可能。スマートフォンに通知を送ることで、外出中の家族見守りや侵入者警戒にも使えます。

ユニット
ネットワーク
Wi-Fi IEEE802.11 b/g/n

搭載センサー類
人感センサー、照度センサー、温度湿度センサー、赤外線コントローラー、マイク、スピーカー

外部記録(スロット)
microSDメモリーカード(〜2GB)、microSDHCメモリーカード(〜32GB)

スピーカー仕様
直径46mm(フルレンジ)×1、バスレフ方式、アンプ:実用最大出力約5W

外形
最大外形寸法:225mm(直径)x70mm(高さ)

質量:1.1kg以下

ライト
適用畳数
8畳相当

色温度
電球色(2700K)〜白色(6500K)

消費電力
42W

最大外形寸法
660mm(直径)x95mm(高さ)

質量
3.9kg以下

LEDシーリングライト部と、中央に取り付けるマルチファンクションユニットに分かれた構造となっていて、ライト部は東芝ライテック社との技術提携により開発。色温度の調節など、照明としても空間演出に役立ちます。

マルチファンクションライトは、2016年3月下旬にも、ソニーから住宅会社や電材卸事業者向けに販売予定。コンシューマー向けの価格については発表していません。ネットを介した照明の操作といえばPhilips の Hue シリーズがありますが、ソニーのマルチファンクションライトもぜひAPIを公開してややこしいIFTTT連携などに道を開いてほしいところです。