アメリカで「お肉を休む日」が、拡大中!プロジェクトに隠された3つのメリットとは?

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いま、アメリカでは、毎週月曜日は肉食を控える「MEATLESS MONDAY」という取り組みに注目が集まっています。この活動を広める「THE HUMANE OF THE UNITED STATES」は、アメリカ人の肉食が与えている影響を示唆しています。

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「THE HUMANE OF THE UNITED STATES」の調査によれば、アメリカ人は、1年間で一人当たり約90.7kgの肉を食している計算だそう。鶏肉や七面鳥、豚、そして牛肉…。世界中のどの国の人々よりも肉食を好んでいると言えそう。ちなみに、農林水産省の統計(平成25年度)によると日本人は約45kgを消費、ざっと倍近くの消費量です。

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肉食の影響は、当然、健康面にも影を落としています。研究によれば、ほかのどの国よりもアメリカ人の肉好きが、心臓病や糖尿病、肥満、さらにはあらゆる癌の原因となり、命を落としていることを伝えています。もちろん、健康への意識が高い人も多いアメリカ。それでも、やはり主食となるのは肉類がメイン。

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鶏肉は遺伝子的に素早く成長し、太らせるよう操作されていて、哀れにも数歩しか毎日歩けないような密集した状態で飼育されていることも。こんな悲しい状況が今日の生産現場では、ごく当たり前のことになってしまっているのです。

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アメリカの農場では、多くの豚が小さな檻の中に閉じ込められ、出荷までの短い生涯を終えることも。

多くの大型飼育現場では、オートメーション化された飼育システムの中で、動物たちが機械的に育てられ、出荷されていきます。ホルモンや抗生剤を投与して、安定供給を計る養鶏場や養豚場も少なくありません。

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大量生産が求められ大型化する飼育現場では、糞尿の処理が追いつかず、人工の池を急造して対応。しかしながら、水も空気も汚染され、地元住民の健康に深刻な影響を及ぼしていることなども問題視されています。

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わずか1日だけでも「MEATLESS MONDAY」を設けることで、どれほど良い結果につながるのか?この活動に参加するハリウッド女優ケイト・マーラが3つのYES(利点)を挙げています。「健康にYES」「環境にYES」、そして「動物たちの境遇にとってもYES」。

ロサンゼルス、ヒューストン、デトロイトなどでは、学校給食やレストラン、食料品店などが「MEATLESS MONDAY」のキャンペーンに参加を表明。数百万人近くが、“肉の休暇日”を始めているそう。すでに特設サイトでは、お肉に変わるレシピの紹介や、レストランの代替メニュー情報などが検索できるようです。

また、ロングビーチ協議会は、子どもたちの肥満防止と食育、資源の保全に向けて制度導入のための投票を決定。さらには、今年12月パリで開催される気候変動会議を前に、NYで行われたレセプションの場で、ポール・マッカートニーが「MEATLESS MONDAY」への支持を表明しました。
アメリカ人の肉食離れ、果たしてどこまで広がりを見せる?

Licensed material used with permission by THE HUMANE SOCIETY OF THE UNITED STATES