2007年12月、愛知県内で、徘徊症状がある認知症の男性(当時91歳)が電車にはねられて死亡した事件について、JR東海が起こした裁判の結果、男性の妻に360万円もの賠償金支払いが命じられた件を覚えている人は多いはずです。この一件は、当時85歳で要介護1と認定されていた妻に「監督責任あり」という判決が出たことで、大きな波紋を呼びました(その後上告し、現在も係争中)。『社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化