2002年、日韓ワールドカップ。当時高校生だった私は、高校が粋なはからいで開放してくれた視聴覚ホールでのパブリックビューイングのなか、日本代表のゴールに狂喜乱舞していた。気付けば興奮のまま終わってしまって、帰り道で友人たちと無邪気に口々に言い合った。「次のワールドカップでは、スタジアムで生観戦したいね」20代後半となった今もその夢を捨てられずにいながら、2006年のドイツ、2010年の南アフリカと、日本で熱いテ