27日投開票の衆院選は、自民、公明両党が定数465の過半数233議席を確保できるかどうかが最大の焦点だ。自民党が非公認候補側に2000万円を支給していたことが選挙戦最終盤に発覚。「政治とカネ」の問題に世論の不信が渦巻き、与党内で危機感が高まっている。与党の公示前勢力は、自民党256、公明党32の計288議席。石破茂首相は勝敗ラインを「自公で過半数」に設定している。これに対し、立憲民主党の野田佳