「広島3−2阪神」(27日、マツダスタジアム)試合後、阪神・佐藤輝明内野手は悔しさを押し殺し、言葉を紡いだ。今季8度目の猛打賞も、チームは痛恨のサヨナラ負け。「追加点が取れなかったのが残念です。勝てなかったので、それが一番じゃないですか」。淡々とした口調に主砲の自覚がにじんだ。重苦しいムードを一変させたのは2点を追う七回だ。先頭から大瀬良のフォークを振り抜くと、打球は右翼席へズドン。21日・