イタルデザイン・ジウジアーロが提案した「イエローキャブ」用の革新的タクシー街を行き交うクルマの多くが、ミニバンやSUVになった現代。1980年代前半に入って日本の日産「プレーリー」、アメリカのダッヂ「キャラバン」、欧州のルノー「エスパス」など、市販ミニバンの嚆矢と呼べるクルマが登場しましたが、それより以前では、1BOX車やクロスカントリー4WD車などの一部を除き、背が高いクルマはほとんど見られませんでした。