アラサーの私にとって、くみっきーさんは文字通り「ギャルの神様」だった。田舎の進学校に入学し、校則を守ることを大切にしていた部活に入っていた当時の私は、くみっきーさんのような明るい金髪をMIX巻きにしたヘアスタイルも、カラコンやつけまつげをつけたバチバチのメイクも、スカートを短くしたり、シャツのボタンを開けてリボンをゆるくつけたりするファッションも何一つできなかった。けれど、毎月発売日に本屋に立ち寄っ