1992年に福岡県で起きた飯塚2女児殺害事件(以下「飯塚事件」)で死刑を執行された久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族が起こした第2次再審請求審で、福岡地裁は6月5日、裁判のやり直し(再審)を認めない決定を出した。もし死刑執行後の再審が認められれば日本初の事例となるが、「開かずの扉」は簡単には開かない。1992年2月、福岡県飯塚市で小学校1年の女児2人が通学途中に行方不明となり、翌日、約30km