「得意技、強みをつくっていくことが重要」と話す橋本氏。世界が脱炭素に進む中、スペシャリティケミカルへの変革を進める三井化学としても石油化学の転換を迫られている。石炭化学を手掛けた第1の波、石油化学に転換した第2の波、そしてグリーンケミカルという「第3の波」が来ている。化学は産業界の素材をつくる「縁の下の力持ち」的存在。日本の化学の将来像をどう描くか─。 中国、ブラジルで見た自動車業界の変容