消えた幻の強豪社会人チーム『プリンスホテル野球部物語』証言者〜中尾孝義(前編)『プリンスホテル野球部物語』プロローグはこちら>>「浪人しなければ、僕はプリンスに入っていないんです。一浪したおかげで、同じ学年のいいヤツらと野球できたんですよ」1974年の初頭、兵庫・滝川高3年の中尾孝義は、慶應義塾大への進学を目指していた。しかし入学試験の結果は不合格となり、1年後の再受験を決意する。そのことが後年のプ