東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響で腐葉土の生産ができなくなったとして那須塩原市の女性が東電に対しおよそ5500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、宇都宮地裁は4日、およそ350万円の支払いを命じました。 大寄久裁判長は判決理由で「事故直後、栃木県は農家に腐葉土の生産自粛を呼びかけ現在まで県産の腐葉土販売ができない状況にある」とし、女性の損害と原発事故には因果関係があるとしました。