天下国家を論じる若者たちに、幼き日の渋沢栄一(栄治郎)が思うこととはその生涯において500以上の企業の設立、600以上の教育・社会事業に携わり、後に“日本資本主義の父”と称された男がいた。経営学の巨人・ドラッカーも絶賛した彼の名は渋沢栄一。今、われわれが住む世界は渋沢なくしては考えられない。今からおよそ180年前、埼玉県深谷市の藍農家に生まれた少年は、いかにして今、私たちが住む世界の景色を作り上げていった