北朝鮮の首都・平壌は「選ばれし者」の都市だ。成分(身分)の良さ、忠誠心の高さや国への貢献度が認められた人しか住めない特別なところで、居住することそのものが特権と言えよう。生活面でも優遇されている。国からの配給が途絶えて久しい地方とは異なり、最近まで配給が続けられてきた。しかし、経済難が深刻化した昨年初めから配給の遅配、欠配が増え、市民の間では不満と不安が高まった。治安の悪化も深刻なようだ。(参考記