日本各地に存在する滝。山岳信仰のある日本では山へ入るために身を清める水垢離(みずごり)の場所として、そして修行場として滝が用いられてきました。日本中にある多くの滝の中から、華厳の滝(栃木県)、那智の滝(和歌山県)、そして袋田の滝(茨城県)が一般的に日本3名瀑と呼ばれるようになります。特に袋田の滝は、西行(さいぎょう)が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したという伝承