悪質な脱税に切り込む「マルサ」(各地の国税局の査察部)が2017年度に刑事告発した脱税総額は、100億円だった。国税庁査察課によると、平成に入って最も少なく、最も多かったバブル期の6分の1ほどの水準にとどまった。タックスヘイブンなど海外の口座に資金が移され、把握が難しいケースが増加していることが背景にありそうだ。●告発が最も多かったのは「建設業」告発が多かった業種としては建設業が26件で最も多く、不動産業が1