物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月と比べて増減なしの同水準となったことが、厚生労働省が発表した4月の勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)で分かった。4月の一人当たりの平均現金給与総額は27万7272円で、前年同月比が0.8%増となった。現金給与総額のうち、きまって支給する給与は1.2%増の26万7346円で、所定内給与は1.2%増の24万6563円、所定外給与は1.9%増の2万783円。特別に支払われた給与は、9.8%減