在宅看取り医の千場純さんは、医師となって40年。そのうち20年以上を在宅医療に力を入れてきました。患者さんにはさまざまな人生があり、命のとじ方があります。これまでに出会った患者さんの心に残ったエピソードを、その方ご本人に語りかける形で紹介してもらいました。「素直に死を受け入れて、安らかな気持ちで往く」享年59歳の女性のお話です。病気を受け入れるのは、むずかしいことです。年齢が若ければなおさらのことでし