ヴァイオラ・デイヴィスが圧倒的な存在感を放っている/(C)2014 ABC Studios

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全米からまたすごいドラマが日本にやって来る!今回紹介するのは、4月から無料BSテレビ局、Dlifeで放送開始の「殺人を無罪にする方法」(原題「How to Get Away with Murder」)だ。

【写真を見る】インターンの5人の学生役にはアルフレッド・イーノックなどフレッシュなキャストが揃った/(C)2014 ABC Studios

ジャンルとしてはリーガルサスペンスだが、そんじょそこらの法廷ものじゃない!なんと、主人公の女性敏腕弁護士、アナリズ・キーティングがロースクールで教えるのは“殺人を無罪にする方法”。

無実かどうかは関係ない!とばかりに、前代未聞のリアルな授業が展開されていく。

アメリカのABCで2014年9月から放送が始まった本作は、今最も勢いのある女性プロデューサーのションダ・ライムズが「グレイズ・アナトミー」「スキャンダル」に続く最新作として製作したもの。

初回放送から3日間で2030万人が視聴、2014年秋期開始の全新作ドラマの中でトップの視聴率を獲得した話題作なのだ。

本作の一番の魅力は、なんと言ってもアナリズ・キーティングだ。彼女を演じるのは演技派女優、ヴァイオラ・デイヴィス。

「ダウト あるカトリック学校で」(08)で第81回アカデミー助演女優賞ノミネート、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(11)で第84回アカデミー主演女優賞ノミネート、「Fences」でトニー賞2010の演劇主演女優賞受賞と、圧倒的な存在感を放つ彼女だが、実は本作が念願の初主演という。

「ずっと主役を演じたかった」と話すヴァイオラは、自分が求めていた役柄を本作で見いだして飛び付いたそうだ。

本作の演技でヴァイオラは、第72回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門最優秀女優賞にもノミネートされた。惜しくも受賞は逃したものの、個性的でしたたかな女、アナリズ・キーティングを完璧に演じ切っている。

全15話の本作は一話完結型で、毎話、キーティングが担当する刑事事件の裁判の顛末が描かれる。

それと並行して、シーズン全体ではインターンに選抜された5人の学生たちが関わる殺人事件と、さらに女子大生殺人事件という2つの殺人事件の謎が展開していく。

1話内で何度も物語が交錯し、巧みに時間を前後させながら断片的に描かれていくジェットコースタードラマは、ションダ・ライムズならではの世界観と言っても良いだろう。

ヴァイオラ以外の出演は、5人の学生役にアルフレッド・イーノック(「ハリー・ポッター」シリーズのディーン・トーマス役)、ナオミ・キング(「恋するインターン」のカサンドラ・コペルソン役)、ジャック・ファラヒー(「トカレフ」のエヴァン役)、マット・マクゴーリ(「Orange Is the New Black」のジョン・ベネット役)、カリア・ソウザ。他にビリー・ブラウン、チャーリー・ウェバー、ライザ・ウェイル、ケイティ・フィンドレイなど。

「殺人を無罪にする方法」(全15話)はBSテレビ局、Dlifeで4月18日(土)22時から日本初放送開始!吹替版は4月18日(土)22時から毎週土曜、字幕版は4月23日(木)26時から毎週木曜放送だ。【東京ウォーカー】