マック従業員、店内で発生した過激な集団暴力行為を見て見ぬフリ(画像はnewyork.cbslocal.comのスクリーンショット)

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すべてのことをマニュアルにより徹底的に管理するファストフード業界。店内で口論や暴力行為が発生した場合どう対応するのかも、時と場合ごとにおそらくは細かく決められているのであろう。このほど米ニューヨークのマクドナルドのある店舗で激しい集団暴力事件が発生したが、従業員らが無関心を装っていたことが物議を醸している。

ニューヨーク・ブルックリンで9日、「マクドナルド・フラットブッシュ店」の店内において15歳の少女を6〜7人の少女が袋叩きにするという集団暴力事件が起きた。主犯格のアニア・ファーガソン(16)が強盗および暴行罪で逮捕・連行され、警察はその供述から15〜18歳の5人の少女の行方も追っている。

このニュースで印象的なのは、周りの大人は携帯電話での撮影に夢中で、店の従業員も数分間にわたり客席がカオスと化したことにも見ぬふりであったということ。現地メディアのほとんどが、“マクドナルドの従業員は911コールをしただけ。他にするべきことがあったのでは”と強く批判した。もっともマクドナルド側はメディアの取材に、「我々の側にも従業員の安全を守るための厳格な規定があります」と説明している。

なおファーガソンは16歳にしてすでに9回の逮捕歴がある。特に昨年の9月から警察の世話になる頻度が上がっており、そこには10代の兄を刺したことや祖母を殴ったことが含まれている。事件に関わった全員が「エラスムス・ホール高校」の生徒だという。

※ 画像はnewyork.cbslocal.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)