タレントのなすび(39)が2月8日(2015年)、ウェブサイト「エベチャレ日記」で3度目のエベレスト登頂挑戦を発表した。

「震災が無ければエベレストは疎か、富士山だって登らなかった」(原文ママ)といい、「福島にアイデンティティの全てが有る私が、この先の福島を担う若い世代や子供達に、格好は悪くても、どんな生き様というのか、どんな後ろ姿を見せられるのかが、私達世代に課された命題なんじゃないか」「決して成功して褒められたいから遣るんじゃ無く、だからと言って失敗して貶されるのを恐れて遣らないんじゃなく、自分の信じた道を貫いてみたい」(原文ママ)という。

福島出身のなすびは被災した故郷に「元気と勇気、夢と希望」を与えるため、2年前からエベレストの登頂に挑戦している。2013年の挑戦では、8700メートル付近で体力の限界と天候悪化により下山。14年の再挑戦では、アイスフォールでの雪崩事故の影響で登頂断念を余儀なくされた。

現在のところ登頂時期などは未定だが、「エベチャレ!RE START」と題したサイトを通じ、クラウドファンディングで登頂資金を募っている。