全国求人情報協会がまとめた2014年12月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比17.0%増となったことが分かった。

 求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比17.0%増の82万547件で、57カ月連続の増加となった。前月比は16.5%減。

 メディア別に見ると、有料求人情報誌3万7151件(前年同月比0.7%減)、フリーペーパー26万8680件(同7.5%増)、折込求人紙4万7058件(同33.6%減)、求人サイト46万7658件(同36.4%増)。求人サイトが2カ月連続で30%を超える増加となる一方、有料求人情報誌は13カ月連続の減少、折込求人紙は2カ月ぶりの減少となった。

 地域別に見ると、北海道・東北3万8712件(前年同月比18.1%増)、関東・甲信越11万5783件(同13.0%減)、中部・北陸5万1502件(同3.6%増)、近畿6万657件(同6.4%減)、中国・四国2万7522件(同23.3%増)、九州・沖縄5万8713件(同5.6%増)となった。関東・甲信越は2カ月ぶり、近畿は5カ月ぶりの減少。

 また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者148人から回答を得たウォッチャー調査(調査期間:2014年12月26日〜2015年1月9日)によると、2014年12月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも3カ月前(2014年9月時点)に比べ低下した。

 一方、求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)を見ると、正社員、アルバイト・パートはそれぞれ8割近く、派遣・業務請負は約7割の担当者が求人意欲が「高くなる」もしくは「やや高くなる」と回答しており、求人広告件数の高水準が続くことが予想される。

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