リクルートジョブズが同社の求人メディアに掲載された求人情報からまとめた10月のアルバイト・パート全国エリア別募集時平均時給が、2006年1月の調査開始以来の最高額となったことが分かった。

 10月の三大都市圏の平均時給は前年同月比0.8%、8円増の961円。16カ月連続で上昇し、2006年1月の調査開始以来の最高額を更新した。

 職種別に前年同月と比べると、営業系は2.1%、23円増の1119円、事務系は1.8%、17円増の973円、フード系は1.1%、10円増の937円、製造・物流・清掃系は0.8%、8円増の950円、販売・サービス系は0.3%、3円増の944円、専門職系は0.2%、2円増の1096円となり、すべての職種で前年同月を上回った。

 職種別の小分類で見ると、「保育士」(同6.4%、63円増の1040円)、「テレフォンアポインター」は同5.2%、57円増の1158円)、「スポーツインストラクター」(同3.8%、36円増の976円)、「製造・生産」(同3.1%、30円増の983円)、「イベントスタッフ(設営・運営等)」(同3.0%、31円増の1069円)などが大きく伸びている。

 一方、「化粧品販売」(同2.9%、32円減の1077円)、「ビルメンテナンス・施設管理」(同2.6%、26円減の959円)、「医療関係技術者」(同2.6%、29円減の1094円)、「営業」(同2.0%、22円減の1072円)などが減少した。

 地域別に前年同月と比べると、首都圏は0.7%、7円増の998円、東海は0.7%、6円増の905円、関西は1.5%、14円増の924円となり、すべての地域で前年同月を上回った。

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