GK川島に向かい風?スタンダールがブコマノビッチ暫定監督と正式契約

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 GK川島永嗣とFW小野裕二の所属するスタンダール・リエージュは5日、暫定監督として指揮を執っていたイバン・ブコマノビッチ氏と今シーズン末までの正式契約を結んだと発表した。

 スタンダールは成績不振により、10月20日にガイ・ルゾン監督を解任し、アシスタントコーチを務めていたブコマノビッチ氏が暫定監督に就任。直後のEL・セビージャ戦を0-0で引き分けると、その後のリーグ戦では、無失点で今季初の3連勝を飾っている。

 チームは上を向き始めた一方で、日本代表GK川島にとっては厳しい状況が続いている。これまで、スタンダールの正守護神としてプレーしてきたが、ブコマノビッチ氏の監督就任とともに、第2GKへ立場を落とし、代わってフランス人GKヨハン・テュラムが先発しているのだ。チームは、川島が先発を外れた試合から、公式戦4戦連続無失点と皮肉な結果を残している。

 ブコマノビッチ監督は10月22日に行われた会見の場では「川島が偉大な選手であることには変わらない」と言いながらも、「これまでテュラムには(出場する)満足な時間が与えられなかった。テュラムを先発させるのは、今回の1試合だけでなく、長期的にだ」とコメントしている。

 11月14日にホンジュラス戦(豊田ス)、18日にオーストラリア戦(ヤンマー)を戦う日本代表にも選出された川島。所属クラブでの出場機会がないまま、代表合流となる可能性が高そうだ。