グローバル人材の採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュ(東京・千代田、柴崎洋平社長)は、若手グローバルリーダー輩出プロジェクト「10人のSAMURAI」の最終選考を行い、日本人学生10人への支援を決定した。

 同プロジェクトは、ビジネス、クリエイティブ/アート、ビューティー/ファッション、スポーツ、エンジニアリング、サステナビリティなどの領域で、世界に向けて挑戦したい日本の若者を「SAMURAI」として発掘し、留学やインターンシップなどを支援する取り組み。

 5月の応募開始後、全世界から日本人学生約550人からエントリーがあり、書類とオンライン面談の1次選考で候補者を20人に絞っていた。

 最終選考では、元トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長の吉越浩一郎氏、ユニリーバ・ジャパン人事総務本部長の島田由香氏ら企業の経営幹部や大学教授が務める「メンター」に対して学生がプレゼンテーションを行い、支援を受ける10人の学生が決定した。10人の学生と活動テーマは次の通り。

 中西宣人(東京大大学院)「世界中の人々をつなぐ電子楽器クリエイターを目指す」

 北里桃子(Berklee college of music)「アジア人歌手初、日本人歌手初のグラミー賞の最優秀新人賞をとる」

 會田有璃(慶応義塾大)「日本を感謝大国に〜世界からの協力を絵本にして出版〜」

 松井克文(東京大大学院)「世界一のストリートダンスショーケースを創る」

 門田有輝奈(東京農業大)「バイオテクノロジーで世界をデザインする」

 伊豆山ありさ(早稲田大)「世界に学ぶ気軽に参加できるコミュニティプラットフォームを作る」

 秦拓也(東京大)「〜東アジアに愛を〜日中韓の若者を1つにするアプリを制作する」

 平田洋一(東京芸術大)「コーヒーでつながる世界を調査し、世界初のコーヒーショップを設計する」

 幸寺健悟(東京工業大)「途上国の人々がトイレを使い、健康に暮らせる、新時代の持続可能な環境をつくる」

 河村奈央子(お茶の水女子大)「バオバブの木の下でファッションショーをする」

 同プロジェクトを主催するフォースバレー・コンシェルジュの柴崎社長は、「これまで外国人学生と接する中で、もっと日本の若手のリーダーたちの活躍するきっかけを与えたいと思い企画を立ち上げた。今後、毎年行うことで若者がグローバルに活躍するチャンスを提供したい」と力を込める。

 10人の学生は来年2月の成果報告会を目標に、「メンター」からのアドバイスや各方面からの支援を受けて夢の実現に向けた活動を進めていく予定だ。

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