元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏はこのほど、12日(日本時間13日)に開幕するワールドカップ(W杯)ブラジル大会の優勝国を「アルゼンチン」と予想したほか、ダークホースと成り得る国については「日本」を挙げた。中国メディアの環球網は5日、「オーウェン氏は日本代表を高く評価しており、アジアのチームがブラジル大会でダークホースになると見ている」と伝えた。

 グループFのアルゼンチン代表はボスニア・ヘルツェゴビナ、ナイジェリア、イランと決勝トーナメント進出をかけて争う。アルゼンチンは1978年と86年にW杯で優勝しているが、90年イタリア大会の決勝で西ドイツに敗れて以降は準決勝まで進むことすらできていない。

 記事はイングランドを代表するサッカープレイヤーとして、2002年日韓大会、06年ドイツ大会に出場したオーウェン氏が英サッカー誌のコラムで「ブラジル大会での優勝国はアルゼンチンが最有力」と指摘し、FWセルヒオ・アグエロとFWリオネル・メッシのコンビを止めることはどの国にとっても困難だと論じたことを伝えた。

 さらに、オーウェン氏がブラジル大会でのダークホースと成り得るのは「日本代表」だと語ったことを紹介、「日本代表が良い成績を挙げるであろうことを信じている。今回の日本代表には世界レベルの選手が数名おり、グループリーグでの組み合わせにも恵まれている」と述べたことを伝えた。

 オーウェン氏は日本代表の準決勝進出は恐らく困難と予想する一方で、「ベスト8に入ることは難しいことではない」と日本代表を高く評価した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)