東京・池袋にある「星空のビアテラス」(西武池袋本店)で開催中の「宇宙戦艦ヤマト 2199 」のコラボビアガーデン。写真左はヤマトユニフォームを着た従業員さん、右はヤマトのビジュアルポスター

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もうすぐ生ビールが最高においしくなるシーズンが到来する。生ビールといえば、デパートの屋上などで毎年開催されるビアガーデン。東京・池袋にあるビアガーデン「星空のビアテラス」(西武池袋本店)が懐かしいアニメと突如コラボした。なんと、それは『宇宙戦艦ヤマト 2199』である。
ビアガーデンとヤマト、果たしてどんなコラボになっているのか、現地に行ってみることにした。

このコラボ企画は4月22日にスタートしたのだが、同時に「宇宙戦艦ヤマト 2199 原画展」が5月7日まで西武池袋本店で開催されていた。実はそれがきっかけで「星空のビアテラス」でもヤマトをやろうということになったようだ。
また、今年は宇宙戦艦ヤマトのテレビ放映40周年という記念すべき年で、10月に総集編が全国イベント上映、12月には新作映画の全国公開も予定されている。

ちなみに、40年前といえば、筆者がまだ5歳だった。当時テレビで見た『宇宙戦艦ヤマト』がリメイクされ2012年から映画館で上映、昨年にはTVシリーズも放映されたばかり。そうしたリアルタイムの40〜50代のおじさん世代から今の若い世代まで、幅広くヤマトを愛する人たちに池袋の夜空の下、コラボビアガーデンでビールを飲みながらヤマトを満喫しようというわけ(9月30日まで開催)。

現地には、ズラリとテーブルが並ぶ中、幅約4メートルのジオラマが中央に設置され、中を見るとヤマトと多数の敵艦隊が戦っているような感じのセットになっており、夜になるとライティング効果でジオラマがより鮮やかに見られるようになる。さらに、作品に登場するアニメシーンの数々をビジュアルポスター化して、テラスの壁面に掲げていた。

それだけではない。料理を運んでくれる店員さんたちのユニフォームもヤマト仕様になっており、男性店員さんは古代守や島大介などが着ているようなイカリマークのデザインになっていたり、女性店員はヤマトのロゴが入ったシャツを着用する。席についたら、ヤマトのBGMを聴きながら鍋料理や鉄板牛肉などを注文。ドリンクは生ビールの他に、サワーやノンアルコールカクテルの組み合わせで50種類以上の飲み方を堪能できる。

久しぶりに来たビアガーデン、風に吹かれながら、焼肉をつついて、生ビールをぐびぐび飲むのは夏らしくて最高である。ヤマトを味わえるビアガーデンはとても珍しいから、当然、それに興味をそそられて来るお客さんも多いことだろう。
「4月22日〜5月11日まで、対前年同期比で128パーセントの売上です」(担当者)
明らかに、ヤマト効果が現れているという。

加えて、飲み放題セットを注文すると、毎日先着50名にオリジナルコースターのプレゼントを実施している。イラストが描かれた全8種類コースターで曜日ごとに7種類、昼時間に1種類を用意しており、ヤマトグッズのマニアはもちろん、ヤマトのビアガーデンに来た記念として持ち帰りたいものだ。

子供時代、はらはらどきどき楽しませてもらったが、大人になってもこうしてまたヤマトを楽しめて「生きててよかった」と実感、本当に幸せである。
お酒も料理も充実しているので、星のキレイな夜にはぜひヤマトとともに乾杯してもらいたい。

最後に一句。
星空や ヤマト飛び立つ 夏の風 by筆者
(羽石竜示)