オンラインストアといえば、品揃えが豊富で注文が素早く届くAmazonはなかなか外せない便利な存在。世界的な売り上げから見ても他社の追随を許しておらず、オンラインストア戦争はAmazonの独壇場となっています。そんな中、Appleがオンライン上の売り上げで急成長を見せ、世界で2位にランクインしたことをウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

Apple Jumps to Second Place in Online Retail - Corporate Intelligence - WSJ
http://blogs.wsj.com/corporate-intelligence/2014/05/06/apple-jumps-in-rankings-now-second-largest-online-seller/


Internet Retailerのデータから世界中のインターネット売り上げをグラフ化したもの見てみると、世界最大のスーパーマーケット「ウォルマート」の売り上げは2013年に100億ドル(約1兆178億円)、30%もの増加となり、世界4位にランクイン。文房具ストアの「Staples」は2013年に総収入の231億ドル(約2兆3511億円)の45%に当たる104億ドル(約1兆585億円)を売り上げていますが、成長率にするとわずか1%にとどまり、Appleの急成長を受けて3位に転落。


Appleは長年2位の座を守っていたStapleを押さえて2位にランクイン。2013年だけでオンライン上の売り上げは183億ドル(約1兆8625億円)に達し、24%の増加を見せました。これは従来のApp StoreとiTunes Storeの売り上げに加えて、Internet Retailerが初めてiPhoneなどのAppleデバイスのオンライン売り上げを算入したことも要因の1つとなっています。しかしながら、群を抜いてトップのAmazonは電子機器・メディア・その他製品などで678億ドル(約6兆9000億円)を売り上げており、競合他社の売り上げを10社合算しても上回るほど。Amazonの一強状態を破るのはまだまだ先になりそうです。