日本時間4日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大がタンパベイ・レイズ戦に先発した。初回からジェニングズにホームランを浴びるなど4回までに3失点を喫すも、3試合にぶりにスタメン出場を果たしたイチローが2本のツーベースで援護射撃、9-3の逆転勝利に貢献し、田中も負けなしの4勝目を挙げた。

TBS「サンデーモーニング」に出演した野球解説者・張本勲氏は、この一戦を振り返ると「田中は打たれても3点くらいしか獲られてないからね。彼が投げる時はよく打ってくれる」と目を細めつつ、「クレームを付けるのはイチロー」と切り出した。

「もっと出して貰いたい。出してくれなきゃ3000本、アメリカで打てないよ」と、“喝”と言わんばかりにイチローの起用法に異議を唱えると「明日にでも電話してやろうかな、監督に」とも――。3日時点で.364の打率をマーク、守備でも走塁でも見事なプレーを見せるイチローのさらなる出場機会を訴えた。

また、同2日のレイズ戦に登板するも不本意なピッチングとなったボストン・レッドソックスの日本人コンビ、田澤純一と今季初黒星を喫した上原浩治については「たまたまだと思いますね。まだ疲れは出てないからね。ピッチャーの疲れは7月、8月」と語った張本氏。「今回に限っては球が高かった。こういう時もありますよ」と続け、こちらは問題なしとした。