「エヴァンゲリオンラッピングバス2号機」(小田急箱根高速バス)

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人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(以下エヴァ)のキャラクターをラッピングしたバス「エヴァンゲリオンラッピングバス2号機」が4月28日より運行している。運行路線は小田急箱根高速バスの東京・新宿〜神奈川・箱根(箱根線)と、羽田空港〜箱根(羽田線)だ。
「2号機」とあるように、実は2012年から「1号機」が運行している。

そもそもどうしてエヴァをラッピングバスにしたのかというと、ストーリーに詳しい人は勘づいていると思うが、箱根が物語の舞台(劇中では第3新東京市)となっているからで、路線で言うと「箱根仙石」から「箱根桃源台」付近が同エリアにあたる。

外装は乗降口側の車両側面が浴衣姿のキャラたち、運転士側の車両側面は箱根を疾走するエヴァンゲリオン2号機(以下エヴァ2号機)、背面部にもエヴァ2号機が描かれているが、こちらは朝焼けの富士山を背景にしている。
内部は、券売機が式波・アスカ・ラングレー仕様、窓枠・棚には敵である「使徒」をゆるキャラ化した「ゆるしと」の帯状ポスターが貼られる。

それだけではない。停留所の案内や、劇中で登場した場面の解説をしてくれる車内放送のボイスが、声優の長沢美樹さん(NERV本部オペレーター:伊吹マヤ役)だったりする。これはいい!

さて、1号機のデザインとの大きな違いとコンセプトについて、小田急箱根高速バス株式会社の担当者に聞いてみた。
「1号機との違いは、三面ラッピングが可能になり、リア部分(背面部)が増えたことで後ろからの迫力も味わえるようになったことです。コンセプトは、バスを利用して手軽に箱根まで行けることでしょうか。箱根は温泉地でもあることを広く知ってもらうこと、そして、和の感じを伝えるため、今回(2号機)は浴衣のデザインにしました」
浴衣姿、やっぱりいいねぇ〜。筆者もこのバスに乗って久しぶりに箱根に行きたいよ。

ところで、先に運行していた1号機の反響はどうだったのか。
「外国の方の利用が増えましたし、1号機に乗車するためにはどうしたらよいかなどの問い合わせも多くありました」
さすが、エヴァンゲリオンは外国人にも認知度が高いというわけか。

最後に、お勧め観光スポット、ここは立ち寄るとおもしろい場所を聞いてみた。
「第3新東京市にもなっている箱根仙石あたりで、『ガラスの森』などの美術館や、3月にリニューアルした愛犬と宿泊ができる『箱根ハイランドホテル』などはいかがでしょうか」

「今年は絶対箱根に行きたい」と言う人はぜひエヴァバスで、箱根に出撃してみては。
(羽石竜示)