独特の外観デザインと合理的で緻密なハードウェア設計でAppleファンをうならせている新型Mac Proにインスパイアされて、Mac ProのレプリカをDOS/V機で自作した強者が現れました。

Mac Pro (late 2013) replica/tonymacx86.com
http://www.tonymacx86.com/mac-pro-mods/120757-mac-pro-late-2013-replica.html

「Mac Proレプリカ」を製作したのはドイツ人のDschijnさん。これまでにもPower Mac G5のケースを利用したDOS/V機を製作したことのあるDschijnさんですが、今回は、ケースも自前で調達してマシンを自作しています。Mac Proレプリカの製作風景は、以下の通りです。

マザーボードはGIGABYTEのGA-Z87N-WIFI、CPUは第4世代(Haswell)Core i3。CPUクーラーはリテール品を使っています。


メモリはCorsairのXMS3シリーズ。


グラフィックボードはSAPPHIRE HD7750。オンボードグラフィックはあえて使用せず、GPU性能にもこだわっています。


Mac Proレプリカは、本物のMac Proと異なりトップ・ボトムの2ファン構成。こちらはボトムファンの様子。ファンは日本のサイズ製。


ファンの上にマザーボードを配置。グラフィックボードはライザーカード(ドーターボード)を利用して取り付けているようです。


エアインテークはハンドメイド。


ファンの向きから、PC下部から空気を取り込む構造であることが分かります。


底面にカバーをとりつけて完成。


PCに取り付けるとこんな感じ。


サムスン製のSSDと富士通製のハードディスクを装備。ハードディスクにはリンゴマーク。どうやらMacからの流用品の模様。


グラフィックボード・電源とストレージでマザーボードをサンドイッチする構造です。トップファンも取り付けて、PCの中身は完成。


こちらがMac Proレプリカのケースカバー(塗装前)。


元は、こちらのゴミ箱です。上下をひっくり返して使用するようです。

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バックパネルはこんな感じで配置されます。


ハードウェアにゴミ箱ケースを装着。


上からのぞくとこんな感じ。


パンチングメタルで隙間をふさいで、最下部にはファンコントローラーも装着。


ケーストップにもパンチングメタルのカバー。


ケースをリンゴ色に塗装して……


装着。ピンぼけで見づらいですが、下の方に何やらマークが……


どこからどうみてもAppleマークです。


パンチングメタルはブラックカラーに。約1億円で落札されたMac Proにはかないませんが、なかなかオシャレなカラーリング。


Mac Proレプリカは、幅18センチ・高さ26センチ。PCパーツを除く制作費は60ユーロ(約8500円)とのことです。