総務省が発表した労働力調査（速報）によると、8月の完全失業率（季節調整値）は4.1％で前月から0.3ポイントの上昇。一方、厚生労働省が発表した8月の有効求人倍率（同）は0.95倍で前月から0.01ポイント上昇した。完全失業率は6カ月ぶりに悪化、有効求人倍率は6カ月連続の改善。

　新規求人倍率（季節調整値）は1.47倍（前月比0.01ポイント増）、正社員有効求人倍率は0.56倍（前年同月比0.07ポイント増）、有効求人（季節調整値）は前月比0.5％増、有効求職者（同）は0.4％減となった。

　新規求人は前年同月比4.3％増で、産業別に見ると、サービス業（12.8％増）、教育・学習支援業（11.4％増）、建設業（9.7％増）などが増加した。学術研究・専門・技術サービス業（1.8％減）などで減少した。

　都道府県別の有効求人倍率（季節調整値）で最も高いのは東京都の1.39倍、最も低いのは沖縄県の0.56倍。

　男性の完全失業率は前月比0.3ポイント増の4.5％、女性は同0.4ポイント増の3.7％となった。

　完全失業者数は前年同月比6万人減の271万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同12万人減の57万人、「自己都合」は同1万人減の101万人となっている。

　就業者数は前年同月比29万人増の6310万人で、産業別に見ると、医療,福祉（26万人増）、情報通信業（13万人増）などが増加。建設業（25万人減）、農業,林業（16万人減）、学術研究・専門・技術サービス業（15万人減）などが減少した。

経営者の9割 下半期も景気拡大見込む
外資系企業の人材採用の意欲高まる､「事業の拡大図る」5割超
人材採用の専門誌が評価する「人材コンサルティング会社」

「日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。