後輩から「カッコいいな」と思われる、上司から叱られたときの振る舞い7パターン
上司に叱られている姿は、なるべくなら後輩に見られたくないもの。けれどもその時のリアクション次第で、後輩たちから「素敵な先輩」と思われるかもしれません。そこで今回は、20代から40代の未婚女性500名に聞いたアンケートをもとに「後輩から『カッコいいな』と思われる、上司から叱られたときの振る舞い」をご紹介します。



【1】一切言い訳をせず「すみませんでした」と潔く頭を下げる
「状況的に仕方のないミスなのに、釈明しなかった先輩の姿に感動!」(20代女性)というように、言い訳をせずに謝る姿に、大人の女性の格好良さを感じる人は多いようです。後で「私は悪くないんだけど…」などと周囲に愚痴ると台無しなので、一度頭を下げた件では口をつぐみましょう。


【2】「では、次回からどうすればいいですか?」と上司にアドバイスを求める
「文句を言いっぱなしの上司に、具体的な進め方を聞いていた先輩。『そうだそうだ!』と心の中で喝采しました」(30代女性)のように、厄介な上司を黙らせる意味で助言を求めるのも、後輩の賛同を得られる行動でしょう。何でもいい加減な上司には、「以前と指示が違います」などと指摘すると、後輩たちも溜飲を下げられそうです。


【3】自分が悪くないときは、きちんと主張する
「私にはできないので、上司にも言いたいことを言える先輩は尊敬します」(20代女性)など、理路整然と反論する姿も後輩の憧れの対象になるようです。ただし、上司への反論は諸刃の剣なので、自分には本当に非がないのか、反論していい状況かどうかの見極めはしっかりと行いましょう。


【4】「同じような状況になったらこうします」と冷静に善後策を提示する
「叱られたことを次に活かそうとする姿勢は見習いたい!」(30代女性)のように、ミスを挽回のチャンスに変える言動は、後輩に「デキるカッコいい先輩」という印象を与えられるでしょう。冷静な発言には、相手の頭を冷やす効果もあるので、上司がヒートアップしているときは一石二鳥かもしれません。


【5】「わかりました、すみません」とすぐに対処してミスを修復する
「四の五の言わずに対処していると、さすがだなあと思います」(20代女性)というように、叱られたことを引きずらず、すぐに作業に没頭するのもいいでしょう。繁忙期など、みんなが忙しくてピリピリしている時期には、特にこうした素早い切り替えが求められるでしょう。


【6】感情的になることなく、上司の勘違いを的確に指摘する
「『濡れ衣だった』とちゃんと課長に納得させていた姿に感動」(20代女性)というように、上司と対等に議論する姿も後輩の憧れの眼差しを集めるようです。相手に間違いを認めさせる場合は、「課長もお忙しくて確認できなかったと思いますが…」などと言い添えて、上司の顔をつぶさないよう配慮しましょう。


【7】後輩のミスでも「私の指導のせいです」と一緒に頭を下げる
「一緒に謝ってくれたときは、思わず『一生ついていきます!』と心の中で誓いました(笑)」(20代女性)というように、後輩のミスも連帯責任と捉えてかばう懐の深さも、後輩の心を動かすでしょう。後で、「同じミスをしたら、今度は知らないからね」と冗談っぽくクギをさしておくと、再発防止につながりそうです。


叱られるべきところは潔く受け止め、主張すべきところではするといった態度が、後輩たちにとっての「カッコいい先輩」であるようです。ほかにも、「後輩の心を動かす、上司から叱られたときの振る舞い」に関するエピソードがあれば、ぜひ聞かせてください。(萩原はるな)


【調査概要】
期間:2013年6月13日(木)から6月20日(木)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の未婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査