昨日の松坂は、速球は91球中40球(4シーム、2シーム各20)、カーブが32球、チェンジアップが11球。これまでと配球が大きく変わっていた。

マイアミはスタントン、ポランコやエチェバリアなど名のある選手もいるが、若手が中心。リーグでも最弱チーム。

daisuke-Matsuzaka20130914

立ち上がり、普通なら速球系で押すのだが、昨日は2球目にはカーブを投げた。体の力を抜いてふわっと投げている感じ。これにタイミングを狂わされて三者凡退。イメージが狂ったのだろう。
味方はフローレスのタイムリーで1点。

2回表、スタントンにはシュート回転の球を投げて内野フライに打ち取る。ポランコは死球。内角にチェンジアップを投げ込んだ。ルーカス、エチェバリアにはカーブを見せつけた後に速球でフライを上げさせた。

3回表、ブラントリーは速球で三飛。後の二人はカーブで打ち取る。
味方はマーフィーとデューダの連続ホームランで2点。

4回表、ソラーノを打ち取ったのはこの日唯一のスライダー。速い変化球はほとんど投げなかった。しかしルジアーノに投げ込んだ速球を左翼席に運ばれる。出会いがしら。しかし、ここで崩れることは無く、後続を断つ。

5回表、1死後、エチェバリアを歩かせるが、落ち着いて抑える。この頃になると相手打線は早打ちになる。

6回表、カーブとチェンジアップ主体で三者凡退。

7回表、1死後、ポランコにこの日二つ目の死球。2死後エチェバリアに安打を打たれるも、ブラントリーを三振に切って取る。ゆるいボールは腕をしっかり振らないと変化しないという。松坂はそれなりに疲れていたのだろう。

8回表、いったんマウンドに上がったがコリンズ監督がボールを受け取りに来る。どういうことかよくわからないがフェリシアーノに交代。

これまでにない松坂を見ることができた。ストライクは91球で65球、前回は103球で64球だった。
しかし、相手は目標を失った下位チームであり、この投法が強いチームにも通用するかどうかわからない。
また松坂がこんな投球をずっと続けることができるかどうかもわからない。
調子の良い時でも波があった投手である。

ただ、2試合12.2回で2失点は良い傾向だ。来季に向けてメジャー契約の目が出てきた。あと2回、同様の登板を続けてほしい。