企業に勤めながら、異業種交流を通じて、または資格取得に励み自己研鑽に努めるサラリーマンは少なくない。仕事で成果を出すことを目標にすることは、やりがいやモチベーションアップにつながるが、スランプ時のためには、心を切り替える意味でも趣味の世界を持つとか、または本業とは少し離れた分野で自分を鍛錬する場を持つことは日々の生活に活気と彩りを添える。

【仕事を通して出会った人々と、ビジネスライクではない関係を目指す社員】
株式会社アシスト 西日本支社 技術統括 福岡技術部 月足 俊博 (Toshihiro Tsukiashi)
― 1991年 アシスト入社。分社制度の下で(株)パンソフィックに配属される。大阪勤務。1994年に福岡へ異動。2001年アシストを退職、ベンチャー企業に就職する。2002年、アシストへ再入社。大阪に半年勤務後、福岡へ異動、現在に至る。

アシストの九州営業所で働く月足(つきあし)は、そのような自己成長の舞台に、本業であるコンピュータソフトウェアの技術とは異なる医療関係を選んだ。

「私自身、おかげさまでこれまでは病院にプライベートでほとんどお世話になることがありませんでした。そしてあまり好きな場所でもありませんでした。また、医療分野でのお仕事上のお付き合いは過去にもほとんどなく、たまたま担当していた後輩社員が退職することになって、それを引き継ぐ、という形で病院とのお付き合いが始まりました」

お付き合い、といってもそれはソフトウェアのユーザーをサポートするという立場であり、相手が病院でも他の業種でもそれはビジネスの域をでないのが普通である。しかし月足はそれ以上の意味で、医療という分野に魅せられていった。

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