/非常時には、テレビや新聞より、ネットの裏情報の方が信用できるような錯覚に陥る。ところが、とんでもないガゼデマを飛ばして、PVを挙げ、広告費の小銭稼ぎを狙う連中も出てくる。/

 2年が過ぎた。なにも終わっていない。それどころか、箱根だ、富士山だ、西南海大地震だと、次の不安は尽きない。同じ過ちを繰り返さないためにも、あのときのガセデマについて振り返ろう。テレビや新聞については、政治的操作があることくらい、我々は織り込み済みだ。問題は、あたかもその間隙を突くかのようなネット情報。

 2年前のあの時、ネット上でもっとも悪質だったガセデマは、MIT研究者を騙った3月14日の似非解説。(http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/2011-03.html)「今までそしてこれからも深刻な放射能物質の漏洩は決して起こらない」「根拠なく不安を煽り立てるような言説を流すことは、彼らへの冒涜であるばかりか、無用な社会混乱を引き起こし、不測の事態を誘発しかねない」云々。しかし、このひどいガゼデマの背景には、これを翻訳掲載したLM−7という匿名人物がライブドアから300万円を受け取っていた、という大きな問題がある。

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