ベンチャーが組織的な広報PR活動へ転換を図る時とは?/小槻 博文
インターネット上で印刷発注者を集め、その要望に応えられる印刷会社1,400社の中から選び出し、結び付ける事業を展開するラクスル株式会社。同社ではまさに今年2013年から広報・PR活動に取り組んでいくという。なぜ同社は広報・PR活動に取り組むことにしたのだろうか?今回はその目的に迫った。
元々代表の松本恭攝(まつもとやすかね)氏は、前職のコンサルタント会社に勤務時代、主にコスト削減に関する案件に携わり、印刷物は非常にコスト構造が不透明であること、また印刷業界の市場規模が約6兆円に対して、大手2社で約半分の占有率となっており、残り半分にその他3万社がひしめきあっていることに問題意識を持っていた。そこでコスト構造や受発注の仕組みを適正化することにより、業界全体の健全化につながるのではないかと考え、起業するに至った。
起業当初は印刷会社を比較するための情報ポータルとして展開していたが、2012年9月に受発注の仕組みを導入、そして2013年3月にはサイトの全面リニューアルを実施した。
そうしたなかで、これまでは業界関連の白書に寄稿したり、業界関係者向けに対して講演を行ったりなど、どちらかというと業界向けに対する情報発信を行ってきた同社だが、今年から広報・PR活動に本格的に取り組んでいくという。
「業種や職種を問わず様々な印刷物が存在するなかで、インターネットを介して印刷物を発注するスタイルはまだまだ浸透しているとは言えません。そこでネットで発注するという考え方を世の中に広めて、そして市場を形成していくためには、やはりきちんと広報・PR活動に取り組まなくてはならないと考えました。」(松本氏)
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元々代表の松本恭攝(まつもとやすかね)氏は、前職のコンサルタント会社に勤務時代、主にコスト削減に関する案件に携わり、印刷物は非常にコスト構造が不透明であること、また印刷業界の市場規模が約6兆円に対して、大手2社で約半分の占有率となっており、残り半分にその他3万社がひしめきあっていることに問題意識を持っていた。そこでコスト構造や受発注の仕組みを適正化することにより、業界全体の健全化につながるのではないかと考え、起業するに至った。
そうしたなかで、これまでは業界関連の白書に寄稿したり、業界関係者向けに対して講演を行ったりなど、どちらかというと業界向けに対する情報発信を行ってきた同社だが、今年から広報・PR活動に本格的に取り組んでいくという。
「業種や職種を問わず様々な印刷物が存在するなかで、インターネットを介して印刷物を発注するスタイルはまだまだ浸透しているとは言えません。そこでネットで発注するという考え方を世の中に広めて、そして市場を形成していくためには、やはりきちんと広報・PR活動に取り組まなくてはならないと考えました。」(松本氏)
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