もし一生独身なら貯金はいくら必要?
「早く結婚しなきゃ!」と思いつつ、月日はあっという間に過ぎてしまうもの。
もちろん、シングルライフの良さはあるけれど、やっぱり将来が心配になってしまうのも本音です。
そこで、FPオフィスなでしこ代表、ファイナンシャルプランナーの江原さとみさんにお話をうかがい、シングルの人生設計について考えてみました。
漠然と将来に不安を抱えている人は多いと思います。
中でもシングルは、人生のパートナーという相談相手がいないところがつらいところ。
そんなシングルからの相談は結構あるのでは?「はい、確かに私のところにも、多くのシングルの方からのご相談があります。
30代、40代くらいですと、まだ結婚するかもしれないという思いもあるようで、なかなか人生プランを立てづらい面はあるようです。
しかしいずれにせよ、今できることのベストはつくしておいたほうがいいですね」――具体的にシングルの相談内容とは、どんなことが多いですか?「大きく分けて2つ。
やはり貯蓄の話と、マンションを購入するかどうかのご相談が圧倒的に多いですね。
そこでまずは、貯蓄のほうからお話をさせていただきますね。
確かにシングルは既婚者よりも気軽で、人生を楽しむためのお金を使いやすいものですが、その分、気付いたら散財してしまい、十分な貯蓄ができていないのではないか、という不安があります。
やはり老後までに、ある程度の貯蓄があったほうがいいものです。
ましてや夫婦ふたりならば奥さんがパートや派遣社員、正社員などで働きに出ることによって世帯収入をコントロールすることができますが、シングルの場合はどんなに頑張っても自分ひとりの稼ぎですから、今後、収入が大幅に変わるということはありません。
自分がこれからいくら稼ぐことができるのか、そして何が最低限必要かを、一度しっかりと書き出して計算してみるといいでしょう。
明確に数字が分かると、やるべきことが分かり不安が和らぎます。
いくらくらい貯蓄したほうがいいかは、年金の状況や、ご両親の面倒を見る必要があるかなど、人それぞれですので一概には言えないのですが、最低でも現在の年収の半分程度の金額は常に備えておいたほうがいいと言われています。
それは引っ越しや、急な入院などのイレギュラーなできごとに備えるためです。
入院といえばシングルの場合は財産を残す相手がいないので、死亡保険の金額は抑えめでOKですが、入院に関する保険にはしっかりと入っておくことも安心につながりますね」――貯蓄が必要と分かっていても、なかなか難しくて……。
簡単な方法はないですか?「老後の備えだって必要ですから、やっぱりお金はあるに越したことはありません。
とはいえ、貯蓄といっても急に行うのは難しいと思います。
そこでまずは電話、携帯電話、スマホのプランから見直してみてください。
電話の発信は基本的には無料や安い通話サービスのものを利用するようにし、携帯電話、スマホは必要最低限のプランへの乗り換えをしてみてはいかがでしょう。
特に、いまだに昔加入した際のプランのままにしていて、高い料金を毎月払い続けている方は結構いらっしゃいます。
また、シングルの方の場合、どうしてもかさみがちなのが外食代や習い事の月謝代です。
本当に自分のライフスタイルに必要なものなのか、見直しをしてみてください。
それでも節約できるのは月々せいぜい1〜2万円ですが、大切なことは続けられるかどうかです。
無理な貯蓄は続かないものなので、気軽にできるところから貯蓄を習慣づかせてみましょう。
この1〜2万円の生活費を削減する習慣には、もうひとつの効果があります。
もちろん、シングルライフの良さはあるけれど、やっぱり将来が心配になってしまうのも本音です。
そこで、FPオフィスなでしこ代表、ファイナンシャルプランナーの江原さとみさんにお話をうかがい、シングルの人生設計について考えてみました。
漠然と将来に不安を抱えている人は多いと思います。
中でもシングルは、人生のパートナーという相談相手がいないところがつらいところ。
30代、40代くらいですと、まだ結婚するかもしれないという思いもあるようで、なかなか人生プランを立てづらい面はあるようです。
しかしいずれにせよ、今できることのベストはつくしておいたほうがいいですね」――具体的にシングルの相談内容とは、どんなことが多いですか?「大きく分けて2つ。
やはり貯蓄の話と、マンションを購入するかどうかのご相談が圧倒的に多いですね。
そこでまずは、貯蓄のほうからお話をさせていただきますね。
確かにシングルは既婚者よりも気軽で、人生を楽しむためのお金を使いやすいものですが、その分、気付いたら散財してしまい、十分な貯蓄ができていないのではないか、という不安があります。
やはり老後までに、ある程度の貯蓄があったほうがいいものです。
ましてや夫婦ふたりならば奥さんがパートや派遣社員、正社員などで働きに出ることによって世帯収入をコントロールすることができますが、シングルの場合はどんなに頑張っても自分ひとりの稼ぎですから、今後、収入が大幅に変わるということはありません。
自分がこれからいくら稼ぐことができるのか、そして何が最低限必要かを、一度しっかりと書き出して計算してみるといいでしょう。
明確に数字が分かると、やるべきことが分かり不安が和らぎます。
いくらくらい貯蓄したほうがいいかは、年金の状況や、ご両親の面倒を見る必要があるかなど、人それぞれですので一概には言えないのですが、最低でも現在の年収の半分程度の金額は常に備えておいたほうがいいと言われています。
それは引っ越しや、急な入院などのイレギュラーなできごとに備えるためです。
入院といえばシングルの場合は財産を残す相手がいないので、死亡保険の金額は抑えめでOKですが、入院に関する保険にはしっかりと入っておくことも安心につながりますね」――貯蓄が必要と分かっていても、なかなか難しくて……。
簡単な方法はないですか?「老後の備えだって必要ですから、やっぱりお金はあるに越したことはありません。
とはいえ、貯蓄といっても急に行うのは難しいと思います。
そこでまずは電話、携帯電話、スマホのプランから見直してみてください。
電話の発信は基本的には無料や安い通話サービスのものを利用するようにし、携帯電話、スマホは必要最低限のプランへの乗り換えをしてみてはいかがでしょう。
特に、いまだに昔加入した際のプランのままにしていて、高い料金を毎月払い続けている方は結構いらっしゃいます。
また、シングルの方の場合、どうしてもかさみがちなのが外食代や習い事の月謝代です。
本当に自分のライフスタイルに必要なものなのか、見直しをしてみてください。
それでも節約できるのは月々せいぜい1〜2万円ですが、大切なことは続けられるかどうかです。
無理な貯蓄は続かないものなので、気軽にできるところから貯蓄を習慣づかせてみましょう。
この1〜2万円の生活費を削減する習慣には、もうひとつの効果があります。