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1970年代、ブルース・リーの登場と共に一世を風靡した香港カンフー映画。そのブームにあやかって、同ジャンルの映画が大量に製作されたのは有名な話だ。そんなカンフー映画の黄金期に、主役級の役柄を演じていた元スターのお爺ちゃんたちが一堂に会した『燃えよ！じじぃドラゴン 龍虎激闘』が1月5日より公開されている。

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冴えない会社員の主人公が、ひょんなことから武術大会出場のための猛特訓を受けることになるというもので、彼を指導する老人役などで往年のカンフースターたちが豪華共演を果たしている。『帰ってきたドラゴン』(74)のブルース・リャンをはじめ、『嵐を呼ぶドラゴン』(74)のチェン・クァンタイ、『ドラゴンロード』(82)のチャーリー・チャンなど、実に還暦間近の爺さんたちがこれでもかと大暴れ！60歳に差しかかっているとは到底思えないキレのある動きで、スクリーンを縦横無尽に駆け回るのだ。

劇中では往年のカンフー映画に惜しみないオマージュが捧げられており、ファンにとってたまらない内容となっている。製作総指揮を、今やアジアのトップスターとして活躍するアンディ・ラウが手がけている点にも注目してほしい。

2012年に行われた第30回香港電影金像奨では最優秀作品賞、助演男優賞、助演女優賞、音楽賞の4冠に輝いており、単なる色ものというわけではない。カンフー映画への愛にあふれた作品だけに、ファンならば絶対に見逃せないはずだ。【トライワークス】